2008年 12月 26日
自転車ブーム
芸能界でも、はまっている人が増殖しているようで、初代自転車名人の忌野清志郎はもとよりチームバチスタの収録に八王子までほとんど自転車で行っていたという鶴見伸吾さん。あんた、中年の医者の役なのにやたら顔が締まっていてしかも目の回りだけ残して日焼けしすぎ。どんだけ好きなのよ。いいともにも自転車で登場していたし、、、。他にも、F1の片山右京氏。来年は実業団BR-3から走るらしい。ジャパンカップチャレンジレースでもお尻プリプリさせながらレーシングシューズつま先立ちで歩いていました。あとは、愛乃と写真を撮ってもらった安田大サーカスの団長。シャランQのマコト、小栗 旬等、どいつも自宅にローラーを設置してトレーニングにいそしむという強者らしい。
大学の競技チームも部員が充実しているようだ。よく合宿した東大チームなどは、以前ツーリングで白馬を通った際わらわらと人数がいて驚いたものだが、十数年前は5名もいなかったものが20名以上いるようで今年のツールド北海道まで走ってしまった。そのうちプロ選手が出るかもしれない。ブログ読んでます。
ホビーレースイベントも盛況で、特にヒルクライムイベントに人気がある。伝統ある乗鞍やまだ開催数回の富士ヒルクライムは4000人を集客する。我が県でも、会津、裏磐梯、檜枝岐と3つ開催されており、町、村おこしとして盛り上がっている。代わりにこれまであったロードレースが減っているのは残念な事だが、初心者が力を出し切って安全に爽快感を味わうにはヒルクライムが最適であろう。
急にロードバイクがクローズアップされたように見えるが、よく考えてみるとこれまで人気があまりなかったのが逆に不思議に思う。ヨーロッパではサッカーに続く人気で、近頃のドーピング問題で少し下降気味だがF1と同じぐらいの注目度だというし、レモン、ランスの活躍以降TREKとCannondaleに見られるようにアメリカの市場も拡大し続けている。エコだなんだといわなくても、生活上のツールとして本来欠かせないものだ。
私が思うに、自転車のイメージを下げてしまったのは一万円以下で買える粗悪なママチャリだ。大量に安く生産されるが、あんな値段でまともなものが出来るわけはない。元々の設計上当たり前だが、乗って爽快とは言い難く、狂いも錆もすぐに出て、乗り捨てられ粗大ゴミとなる。あれが自転車の感覚を使い捨て、ポケットティッシュのようなイメージにしてしまったのであろう。別に高級車というのでなくとも、自分の命を預ける乗り物に10万ぐらいは普通だと思うのだがどうだろう。たいていの人は『エ~~』というだろう。そう、ママチャリのせいである。
ママチャリの感覚が日本の道路交通法規も歪ませる。今年の免許更新の際、いくつか法律が変更になった箇所を紹介されたが、自転車についても『車道の走行が危険な場合、歩道の走行も認める』ようになったと説明された。ほとんどの人は、何をそんなこと今更というところか、まったく興味を示さないので一瞬で流れた内容だったが、これに至る激しい攻防を疋田氏のメールマガジンから知っている。本来、軽車両は車道を走るのが当たり前だが、交通法規を守るよう指導する警官自身が白チャリで歩道を走っている。田舎に住む私にはあまり関係はないのだが、危険だといって、ロードバイクを軒並み歩道に上げたら死者が続出だろう。
日本の道路行政がいち早くヨーロッパのように、長期的に見て市民が満足できるようなものに変化することを強く望む。医療費削減はたばこ税増税だけでなく、自転車道の整備等自転車の普及で公害も含めて人々が健康になることで実現出来るだろう。
今日は、仕事納め。いや、明日だった、、、。でも、外の仕事は実質今日で終わり。昨日の大風は凄かった。朝方まで台風のように吹いていたが、日が出る頃になってピタッと止まった。いよいよ冬本番だ。あっ、外が吹雪になってきた。いくら自転車が好きだといってもさすがにこんな日は出かけない。そうだ、マウンテンバイクがあったか、、、。
by dynabooksx
| 2008-12-26 07:13
| 真也の視点