人気ブログランキング | 話題のタグを見る

一致の続き

 現在から過去を振り返って見ると、私自身それを深く理解することがなくとも、随分多くの場面で呼びかけを受けていたことに気付く。
 まず、私は物心ついた頃から生きていくのがつらく感じていた。我が家ではちょうど私が生まれる頃、最も生活が苦しい場面にあった。様々な事情から経済状態は限界で、身体障害者の祖父と脳梗塞で倒れた祖母と3Hrに及ぶ農地を抱える中、とてももう一人子供を育てられる状態ではなかった。すでに男の子一人と女の子がいたため、私は計算外の子供だったというわけだ。とてもそんな状態では子育てが出来ないため、私は農業が忙しくなる時期毎に仙台の叔母の所に預けられた。3つ子の魂100までというが、今の私を形作っているのはその経験が大きく作用している気がする。

 田舎では、長男というのは絶対の存在である。長男こそがすべてを受け継ぐべき存在なのだ。私は、小さいときから自分の存在意義と問わないではいられなかった。常に自分の存在にどんな意味があるのかを考えないでは、そのまま消えてしまうのではないかという圧迫を感じていた。それが、そのまま創り主に向かうエネルギーの原動力になったといいたいのだ。

 私は、自分の存在を確かめるためにずっと走り続けてきた。他人と競い競り勝つことで、自分を評価してくれると思い必死になってきた。しかし、それらの何物も表面的に慰めてはくれても、心の奥底を満たしてくれる事はなかった。むしろ、走れば走るほど渇くばかりだった。私は、学校と呼ばれる所が楽しいと感じた記憶がない。常に私を抑圧し、苦しめるところだった。私の存在を絶対的に肯定してくれる存在がなければ、生きてゆくことが出来なかったのだ。

 今から、過去を振り返れば神に出会うべくして出会ったというべきであろう。パウロ風に言うと『母の胎内にあった時から』となるだろうか。
 私には、小さいときから与えられていた能力が一つあった。人の本質を瞬時に見分ける能力だ。これに助けられることもあったが、これがあるがゆえに悩みもした。人の心が伝わって来てしまうので、壁を隔てて止めておくことが出来ない。相手の心が分かったとしても、こちらにはそれを処理する力がない、だから悩むのだ。聖書にはこのような事が書いてあります。

奉仕にはいろいろの種類がありますが、主は同じ主です。
働きにはいろいろの種類がありますが、神はすべての人の中ですべての働きをなさる同じ神です。
しかし、みなの益となるために、おのおのに御霊の現われが与えられているのです。
ある人には御霊によって知恵のことばが与えられ、ほかの人には同じ御霊にかなう知識のことばが与えられ、
またある人には同じ御霊による信仰が与えられ、ある人には同一の御霊によって、いやしの賜物が与えられ、
ある人には奇蹟を行なう力、ある人には預言、ある人には霊を見分ける力、ある人には異言、ある人には異言を解き明かす力が与えられています。
しかし、同一の御霊がこれらすべてのことをなさるのであって、みこころのままに、おのおのにそれぞれの賜物を分け与えてくださるのです。 第一コリント12章



 この中でいえば、『霊を見分ける力』ということになるでしょう。私の心が創り主に接続されていくときに、この能力が何のためにあるのかがはっきりとしてきました。これがなかったら、戦いの準備し、的を絞ることが出来ない。
 また、この力を深くとらえていく中で、これから起こることが事前に分かるようになっていった。目に見える世界の裏に、本質である霊の世界があるのが見えてくるにつけ、その霊の世界を観察することによってその後に起こる目に見える事象が読み取れるのだ。今なら、早い段階でサタンの攻撃の芽を潰すことも可能だろう。まだまだ、多彩な攻撃パターンがあるだろうが、、、。だいたいは聖書から読み取れる、、。

 と、まぁ途中に挟まないで一気に書きましたが、後半に書いた賜物の理解の理解あたりは、水谷師とまったく同じであった。いちいち納得でびっくりである。


 北海道に向かう際、携帯にハ・ヨンジュ牧師のメッセージをいくつか携帯にいれて見ながら旅を続けた。その際に次のものを見ていた。

光 (ヨハネ1:1~5) ハ・ヨンジョ師


 帰りのフェリーの中で(台風のうねりで吐きそうになりながら)気になってもう一度見たのだが、水谷先生の語っていたことと ハ先生のメッセージの内容が恐ろしいまで一致するのがすこし怖くなった。

 男の体から、女の声が飛び出し、女の体から男の声が飛び出す。老婆の中から、男のうなり声が聞こえてきたとき、水谷先生もさすがに最初はびびったと言っていた。これは、大変な所に出くわしてしまったと思い、一時休戦を申し出たがこちらが戦うのをやめても、相手はやめないのだと答える。それじゃ仕方がない相手をしようということになったという。
 聖霊を理解するようになるときに、汚れた霊についても見えてくる。それまで、読んでいても気にならなかった、十字架、苦難、血潮、罪の赦し、生まれ変わり、聖潔等の言葉が浮かび上がってくる。そして、神ならざるものを礼拝させようとさせる暗闇の力にも敏感に反応するようになってくる。『最も悪賢く、巧みな暗闇の力』を ハ先生は『ヒューマニズム』だと語っていた。善を行うことこそが、最も重要な事であって、それこそが究極的な善だと考えるのだ。

 なんと、甘い誘いだろうか。神を深く知らなければ、これらを見分ける事が出来ず、気付いたときには深刻なダメージを受けているということになりかねない。私達は、どんなに社会的権威を持った人や、たとえ有名な牧師が語っていたからといってそれを鵜呑みにするのは危険である。一つ一つのことを神に聞き、ゆだねていくべきなのだ。
 ヨシュア記を読んでいくと、イスラエルの民は、2つの場合に敗北することが分かる。一つは、神の言いつけを守らないこと。聖絶せよといわれたものを、隠れて実行しなかった場合だ。もう一つは、神に聞かずに、自分たちの価値観だけで瞬間的に判断し行動してしまう場合だ。この教訓をしっかりと胸に刻むべきだと思う。


 聖書の記述は、この世界の事実を驚くほど正確に描いている。この世界の本質である霊的世界をだ。聖書のどの記事も人が理解できないからと言って作為的に、省くべきではない。むしろ、その箇所にそれまで私達がまだ気付いていない本質が隠れている。聖霊によって聖書が解き明かされてくるとき、畏れを覚えると共に感動をし、読まないではいられなくなる。ここにすべての事実があるからだ。もっと私に時間をくれ。ね、みんな協力してね。お・ね・が・い。
by dynabooksx | 2007-07-20 06:50 | 信仰者の歩み

真也の歩み、愛理の子育て日記。私たちは福島第一原発5kmの双葉町民。時代は動く。私たちはその目撃者になる。画像のペレット&薪ストーブは、真也の施工作品。新天地を暖かく燃やし照らしてくれる。
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31