2012年 04月 21日
エイの煮付け
海釣りというと波飛沫を受けながらというイメージだが、ここ三河湾は猪苗代湖程度しか波が立たない。ふと海面を見るとボラの大群が泳いでいるのを見つけてから、海に吸い寄せられている。
先日は60センチクラスのボラを釣って食べた。数日前にいた大群は見なくなったが、今日は帰り際に浅瀬に潜んでいるエイを見つけて釣り上げた。そう言えば死んだ爺さんが好きだったけなと思い出しながら持ち帰って捌いた。
デカくて抜きあげるのに苦労した。平べったいからたいしたことがないと思いきや、これまで釣り上げた何物よりも重い。3kg程度あるだろうか。
出刃包丁が必要な所だが、100円ショップの小刀だけでバラした。何事もやるかやらないかだと自分に言い聞かせて、視覚と感触に訴えてくる物体と格闘した。終わってみるとたいしたことはない。これなら魚はもとより、豚でも解体出来そうだ。
こういう時、医者志望の娘は強い。しばらく遠巻きに見ていたが、すぐに近寄って来てあれこれ弄りだす。理科の授業じゃとても無理だと感心していた。ってまだ小学2年だが…。長男はとても見ておれずすぐに退散。生命力が強く、野鯉も心臓がいつまでも動いていたものだが、エイもバラバラにされてなお、一時間ぐらいはヒレを時々動かしていた。といっても痙攣にちかい動きなのだろうが、、。
バターで炒めたりして食感を味わって、最後は定番の煮付け。奥さんが扱いを嫌がったので自分で煮ました。明日は大量の煮こごりが出来ているでしょう。
そうそう、先日娘が誕生日を迎えましたが娘から見て、曾祖父さん、娘、爺さんと誕生日が続く。一昨年亡くなった爺さんは今年生きていたら107歳になっていた。避難生活を体験することなく、本当にいい時に亡くなったものだと改めて思いながら、カスべ(うちの方ではエイをそう呼んだ)を食べた。
by dynabooksx
| 2012-04-21 19:26
| 釣り日誌