2010年 10月 03日
いわきクリテリウム
ラスト3周(3周に入る直前の急坂)から自分を含めた3人でタイミングを合わせて飛び出し高速ローテーションでゴールまで逃げ続けるというもの。ちょうどゴールスプリントに備えて先頭を引きたくなくなって速度が鈍り始める所をねらう。去年はラスト2周で単独で飛び出したものの力尽き、残り半周でサヨナラした。今回は、やれそうな気がしていた。
珍しくローラーでアップしてスタートに備える。直前の20代とユースの混合レースでチームのRYO君が見えるところで大落車。救急車で運ばれ、空気が重くなる。
コースに並んでからスタートまで間がない。2分ほどか、、。数ヶ月前からクリートが減って入りにくくなってきていたことは十分認識していた。(timeは減るとべらぼうにはまらなくなるので有名) まぁ、入りにくい方を先に入れておけばなんとかなるだろうと、原付のエンジンをかけるようなキックで体重を乗せるもはまらない。そんなことをしているうちにあっと言う間にスタート。サングラスをかける暇もありませんでした。
とりあえず片足でついていき、惰性で走れるところで飛び上がって力を入れる。も入らない、、、。グリグリやってもすっぽ抜けるだけでダメ。片足だとダンシングの引き足が使えないので直角コーナー後の急坂が辛い。左エンジンだけ、120回転で切り抜ける。右を強く踏むとすぐにずれてすっぽ抜ける。周りに迷惑をかけると悪いので集団最後尾あたりで毎周何度もチャレンジする。
もう、ダメだ。どうしようもない。と諦めようとしていたところ、ずっと先の先頭を引くY田氏とhiro氏の姿が映った。レース前にした『逃げ』の約束が脳裏によぎる。
『よし、それならとことん片足でやってやる!!』と気持ちを切り替えて緩斜面で思いっきり踏み込んで前に上がろうと加速したところ、瞬間にその想いを受けてカチャッとはまった。今日の出来事、何が嬉しかったってこの瞬間。この時すでに6周を回っていた。
ここから先頭周辺に復帰し機会を伺う。数周回るうちに片足で無理をした痛みもなくなってきた。あれ? 残り何周だろうかと目を向けると4周との掲示。約束通りに緩斜面で先頭に上がって、直角コーナーに入る前に500wでスロットオン!! と力みすぎたのか、オーバースピードで芝生へコースアウト。観客の皆さん、驚かせてすみません。いったん減速して無理矢理立て直してもう一度フルパワー(ここで本日最大の700w)で急斜面を駆け上がるも、データーを見るに他のスムーズに抜けた周回よりも登坂速度が遅くなっていました。(>_<)
後ろはいくらか引き離したが10~15メートルのみ。しかも、メンバーが来ていない。ゴールラインを越えたところですぐに踏むのをやめた。その時、後ろからK66Y田氏がカウンターアタック。いいタイミングです。後で聞いたら、僕たちが合流してくれると思ったそうです。そういうタイミングではなかったので、また吸収で一緒に走り最終周回の平坦でぐっと頑張ってY田氏6位入賞。おめでとう!! 私は1秒遅れ(先頭から4秒)の13位でした。
データ
Selection:
Duration: 28:35
Work: 383 kJ
TSS: 51.6 (intensity factor 1.04)
Norm Power:250
VI: 1.12
Pw:HR: -4.19%
Pa:HR: 2.39%
Distance: 18.883 km
Elevation Gain: 51 m
Elevation Loss: 52 m
Grade: 0.0 % (2 m)
Min Max Avg
Power: 0 701 223 watts
Heart Rate: 110 172 159 bpm
Cadence: 18 140 104 rpm
Speed: 13.1 54 39.6 kph
Pace 1:07 4:35 1:31 min/km
Altitude: 69 79 73 m
平均Wが去年に比べて随分低いのは、前半空転させて後ろでペダルをはめるのに専念していたからだと思われる。心拍も逃げようとしたところで170拍を越えた。本気だったのが分かります。スムーズに抜ければ一気に30~50mは引き離せたでしょうが、一人で3周はとても逃げ切ることは出来ませんので、今日のレースはこれで精一杯でした。
普通は使わないひねりが入ったペダリングをしたためか、片足で漕いだ方のアキレス腱が少し痛みますが、明日には忘れているでしょう。ああ、楽しかった。
貧乏根性はもうやめて、クリートは早めに交換することにします。家にワンセットありますが、もう一セット帰りに買って帰りました。
最後に今日の良かった写真。
by dynabooksx
| 2010-10-03 20:26
| レース、機材、うんちく