カテゴリ:真也の雑記帳( 264 )

そろそろ帰ります。

帰ります。とは言っても、もとの家には帰れないのだけれども、帰る家がある。というよりも、一週間あちこち出かけていてもどこも自分の家のようにのびのびさせてもらっている。どこも我が家だと言えば我が家だ。方々で親しく受け入れていただき、短い間でも昔からの友人のように深いお付き合いをさせてもらった。

ちょうど今日で出かけて一週間になるが、そろそろ子供達の統率が取れなくなって来たと奥さんから連絡がきた。すぐに帰ってこいというのも窮屈だが、帰ってこなくてよろしいというのも寂しい。やはり家族はありがたい。

今年に入ってからどこか夢を見ているような気がする。というのは、どこか自分が生きているのではないような現実感のない世界を生きているからだ。私を含めた世の中が、加速度を増してぐっとスライドし始まっているように感ずる。地震で地殻が動いたように、気がつかないうちに足場ごと世界が動いている。人々がその事に気がつき始めている。地震により、津波により、原発により我が家を追われた人達が、真に帰るべき場所に向かいはじめている。私もまた帰ろう。
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by dynabooksx | 2011-04-18 09:52 | 真也の雑記帳

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世界に広がる親類が知りたいこと。廣田家の現状はこんなです。母屋はガラスが割れただけで、骨組み自体はゆがみもなく無傷です。原発がなければとっくに元通りになっているでしょうね。さすが、爺さんが俺が作ったというだけの家です。築40年にしては優秀優秀。

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しかし、さすがに構造上明治に作られた土蔵の損傷はかなり激しいです。全体にゆがみが入っているので、今後も前回並みの激しい揺れがあれば倒壊する恐れもあります。余震の度に損傷が激しくなっていっています。
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大谷石の塀はすべて崩れさって眺めがよくなっていました。
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だれも取らないので、ニラが育っていました。いくらなんでも取って来ませんよ。
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毎度、出迎えてくれる。隣の犬。遠くからこちらを見つけて喜んで駆け寄ってくる。ソフトバンクのアレではありません。この前あげた餌はぺろっと食べきっていました。元気でなぁ~。事務所は無傷で完全密閉なので内部は汚染ゼロです。数日寝てきても良いぐらいです。余震も収まって、原発の格納容器の安全も完全に担保されたら、そういうお泊りツアーってのもいいな、、、。外でも2~3マイクロシーベルト/h程度ですから。放射線が身体にいいとかぬかしている学者もいるしね。特に原子力不安員いや、保安員様ご一行は是非ご招待したいですね。
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by dynabooksx | 2011-04-10 10:04 | 真也の雑記帳

震災追加写真

廣田家の親類や、双葉町周辺の人々はもっと故郷の現状を見たいでしょうから、今まで載せたことのない数点を掲示します。
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国道288号線の損傷です。大熊から双葉に入るあたりで激しい損傷があります。事前の知識なく夜に走るのは危険です。まだこのあたりでも低線量でした。


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双葉バラ園に登っていく所の段差。知らずに走ったらかなり危険だろう。

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激しく瓦が落ちた友人宅。このまま梅雨に入れば、水浸しになるだろう。しかし放射能はそれどころではない。

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私の自宅がある双葉町渋川を走り回る犬たち。人間がいるのがうれしくてたまらなくて、車を先導して走り回る。お前たち、力強く生き抜いてくれ。俺たちは時間がかかってもきっと帰ってくる。
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バキュームカー、二トントラック、乗ってきた車の順で国道6号を走る。
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南相馬市小高区浦尻。昔は遠浅の海だったという。
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ここは湖ではありません。海から2km以上も離れたところですが、地盤が沈んで完全な水没地帯です。

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一面どこまでも荒涼とした世界でした。

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by dynabooksx | 2011-04-10 09:46 | 真也の雑記帳



前半は双葉町です。双葉から南相馬まで私が走って見たとおりの映像が写されています。浜の爺さんを助けた時に通った三ノ宮の道路のひび割れもあのときよりも数段酷くなっています。余震が激しいからですね。やはり中浜方面は、海まで更地になっているのが分かります。私もギリギリのところでした。

一緒に行った友人も携帯で動画を収めていました。

きぼうの丘:南相馬小高区の状況

被害は酷くともほかの地域ならどんどん瓦礫を片付け、皆で力を合わせて復興に向けて進んでいます。ただ、原発圏はあのときから時間が止まっていて、完全に活動が停止している。まるでこの世から人類がいなくなったようだ。動画で分かるように道の損傷が激しいので十分な経験なく、夜に進入するのは危険です。濃度が異常に高い地域もあるので十分な準備なく入るのは危険です。繋がれていた動物ももう限界でしょう。今回入ったときは、以前聞こえていた犬の声は聞こえなくなっていました。うまく逃げたれたことを願います。

地震だけならとっくにわが町も復旧に向けて進んでいるでしょう。10年経てば、この地を愛して長く住み続けた多くの人々が、故郷を再び見ることなく亡くなっていくのでしょうね。放射能に汚染されたこの土地の続きを担うのは、我々の世代ということになる。
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by dynabooksx | 2011-04-09 21:06 | 真也の雑記帳

本日の行動

ガソリンを消費しない自転車は大活躍です。今日は杉並まで行って来ました。
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新しい奥さんです。

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昼を士官学校で頂いて来ました。またこんな時が来るとは思わなかった。

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*愛理より
 突然停電になったが、準備を万端にしていたので、キャンドルジュンな夜(わけわかんね~)
とてもロマンティックに、子供も大人も腹を抱えて笑うびっくりな出来事があったりで、「このうち宴会でもしているのかしら?」と思われるほど楽しい夜でした。
電気がついたときは拍手で盛り上がり、「ろうそく消すけどだれが消す?」と子供たちは大喜びで「ふ~」。
イエス様と弟子たちも誰かの家でこんな風に楽しく、愉快に過ごしたのでしょうね。
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*ここから真也
不便ならではの味のある生き方があるものだ。

だめだ。もう寝よう。
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by dynabooksx | 2011-03-17 21:50 | 真也の雑記帳

落着いてみると、、、

結局昨日も一昨日も、2時間ぐらいしか寝ていないので、睡眠不足になっている。でも動くときは意識が砥がれるので疲れは感じない。福島でも最初は自分たちの足場を作ることと、その次に支援をすることを考えて、そのつど必要なものが与えられていくことは分かってはいても、徐々に消耗していっていたようだ。

ここに来て、自分たちで生活の場を確保しなくてもよい環境になったら、急に力が抜けてきた。でも、ヘリコプターの音に過剰反応しているようで、聞こえてくると反射的に起きてしまう。大宮には自衛隊の駐屯地があるんだな。ニュースではかなりひどいことになっているようだが、きっと収束出来ると信じている。

代々先祖からの土地を離れるというのは、どのようなことであろうか。私は跡取りとはいっても、長男ではないし、もともと親の価値観を引き継いでいるわけではない。あらゆることを恵みとして受け取っているので、場所が変わろうが、条件が変わろうが、それは変わらない。喜んで受け取るのみだ。思い違いがあれば、訂正させられるが、日々のことなので慣れきっている。
それに対して、自分で必死に努力し、勝ち取ってきた人生というのは、それを失った時の痛みは大変大きいものだろう。そこまでの努力が全て水泡に帰す。命が助かったといっても、これから何をまた勝ち得て行くというのか。その労苦を思うと身動きが取れなくなる。
ここで生き方の方向性がはっきりとされる。今までどおり、力を入れて自らを駆り立てて自己実現をしていく道を選ぶのか、与えられるものを感謝して、それに足ることを学んで生きていくのか考えさせられるだろう。今回のことこそがその根本が変わるチャンスだと思っている。

今回の避難劇で、自分たちの命を捨てる思いで、最後まで給油を続けたわが町のガソリンスタンドの姿を見て、この悲惨な出来事の背後にあるものを感じていた。人が自分以上に相手を思う気持ち。この緊急事態においてそれが一気に開花した。彼らともう一度新しい町を復興できると信じる。
生きるとは何なのか、死ぬとはなんなのか。考えさせらずにはおれない。そんなこと考えても答えはない。そうだろうか。確かに自分の中には答えはないかもしれない。だから、自分なりの答えをみんな用意していきていて、時々その喪失を味わう。ただ、失うことがみな不幸かというとそうではない。ただ周りから見ているだけの人はそのように思うだろうが、実際にそれを大変した人にとって、それは真実だ。失うことによってしか得ることの出来ないものがある。今回の出来事はそれを多くの人々の魂に刻み込んだ。それは、失わされた者だけの恵みだ。そう、「恵み」とはそもそもそういうものなのだ。


「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。わたしは敵対させるために来たからである。人をその父に、娘を母に、嫁をしゅうとめに。こうして、自分の家族の者が敵となる。わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしくない。わたしよりも息子や娘を愛する者も、わたしにふさわしくない。また、自分の十字架を担ってわたしに従わない者は、わたしにふさわしくない。自分の命を得ようとする者は、それを失い、わたしのために命を失う者は、かえってそれを得るのである。」
マタイによる福音書10章34~39

イエスを信じるということは、敵対し戦う道を進むことになる。それは血肉ではないが、その強力な力を持つ敵は、命を失うということを通してでなくては対抗することすら出来ない。十字架以外に手段がないのだ。大きな犠牲によって生まれたもの、私たち生き残りはそのことを伝えるために残されたのだろう。

今日はもう、寝よう、、、。
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by dynabooksx | 2011-03-15 22:14 | 真也の雑記帳

都会暮らし

犬のココが騒ぎ出したので、早朝散歩中。愛理があんなに夢見た都会ぐらしがこんな形で実現するとは思わなかった。
私達にとっては福島市でも十分都会です。
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玄関の犬の置物を仲間だと思っているみたいです。初めての経験です。

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小学校も歩いて3分。私の感覚では考えられません。愛理は杉並区で当たり前でした。体育館は避難所になっているでしょう。
山があまりにも綺麗で思わずスカイラインを上がりたくなります。そろそろ日の出です。
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by dynabooksx | 2011-03-14 05:52 | 真也の雑記帳

最近の日曜日

日曜日は安息日であるはずなのに、世の牧師さんと似たように一週間で最も忙しい日がその日になってきています。別に誰に強いられるものではないので、全く疲れませんが、一日中自転車に乗って走り回っていた日が遠い日のようで懐かしくさえ感じます。

しかし、このままではきっと体力が落ちて活動が鈍っていってしまうし、無理が利かなくなる。それはそれでいいとも言えるが、やはりこの肉体も地上にいる間、預けられているものなので、十分に管理手入れして有効に使いたい。というわけで、午前中はマルコーシュパブリケーションのある南相馬市原町区へと自転車で出かけ集会に出てきた。いや、良いですわ4~5人の集まりは、、、。そういうの大好きです。往復50kmなり。乗らないよりかはマシだけど、これでも以前の平日練習量にも全く足りてない。でもまぁ、やはり自転車はいい。そろそろ暖かくなるので、出来るだけ自転車で用を足すことにする。そのうち郡山までも行くぞ!! いわきも行くよ。
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by dynabooksx | 2011-02-28 09:14 | 真也の雑記帳

アホな動画を見つけました。以前いわきの仲間と一緒に走っていた時に一人がアタックした際、これと似た音が突如として発生して、周りを驚かせたことがありました。ふぇたれさんというその人のジェット音の原因は、サドルバックの落下による、後輪との摩擦でした。




空飛んじゃうんじゃない? マウンテンバイクにジェットエンジン搭載...(動画)
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by dynabooksx | 2011-02-10 07:17 | 真也の雑記帳

雪ですね。

雨に変わる微妙な温度なのでしょうけれども、降り続いています。今週はフル出動なので体に気をつけて行って来ます。皆さんも事故に気をつけていってらっしゃい。

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by dynabooksx | 2011-02-09 08:03 | 真也の雑記帳

真也の歩み、愛理の子育て日記。私たちは福島第一原発5kmの双葉町民。時代は動く。私たちはその目撃者になる。画像のペレット&薪ストーブは、真也の施工作品。新天地を暖かく燃やし照らしてくれる。
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