連結自転車

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 半年ほど前、仲良くしていた自転車屋に久しぶりに行ったら、興味深いものがあった。写真のようにシートピラーで連結するタイプの、子供用自転車だった。連結部は上下左右に自由に動くが、ねじれることはないので、私が傾くと子供も傾く。7段変速のグリップシフトまで付いており、坂道は心強い。買ったばかりの頃、しょっちゅう光希と出かけた。20キロ程の遠出もしました。瞬発力のある光希は、スタートすると後ろからずんずん押してくる。ゆっくり行こうと声をかけても聞かない。スピード、スピードと、とり付かれたようにこぐ。汗を手の甲で拭うのが親父っぽい。5分ほど走ると急激に力がなくなる。『みっくん疲れた』と、、、、。しばらく、休むとまた盛り返してくるのだが、上り坂に入ると理屈をいう。『パパは坂頑張ってね。みっくんは平らなとこ頑張るから』と、、、。光希、こげ!!と喝を入れるが回す足には力を入れていないのは、重さで分かる。頂上まで着くと『みっくんこいだから楽だったでしょ?』催促までする。もうどうでもよくなって、ありがとうという私が悲しい。下りは最大60キロを超える。そんな時、近頃光希はおかしな事を大声で叫ぶようになった。『ハレルヤ~主を賛美します~。』と、、、。子供というのは親をよく観察しているものである。恐ろしい。
a0023043_14331676.jpg 先週、光希には20インチで6段変速の自転車を買ったので、今はそれを乗り回している。自転車に乗らされていると思うほどの大きさなのだが、見事に乗りこなし、おまけにギアを使いこなし、すごいスピードで走る。これで4歳なのだから驚きだ。光希が一人で乗るようになった為、最近は知希を後ろに乗せるようになった。彼はまだこぐ事は出来ないが、ニコニコしながら座っている。実は、下手にこがれないほうが揺らされない分走るのが楽だったりする。光希を乗せると、やつは自転車が重心移動で曲がることを知っているため、時折自分の行きたい方向に無理やり体重を預けてきて危なくこけそうになることがある。また、なんだか片方にばかり重さがかかるなと思って振り返ると、乗りながら首を投げ出して寝ていることもあった。光希、危ないぞ、起きろ!!と声をかけるのだが、薄目を開けながらにやけている。

 時々、大野の教会(片道約10キロ)まで一緒に行くことがあるのだが、乗りながら考えさせられることがあった。『共に生きる』とはこのようなものなのだと、、。つまり、内容はこうだ。自分の乗りたいように生きたいようにするのなら、一人で乗るかこがせないほうが良い。自分の意に反して揺らがされることがないからだ。だがこれでは、一人の力なので自分がダメになれば止まってしまうし、なんだか虚しい。共に連結して(くびきに似てるな)走るのなら、助けがあるため楽なのだが、揺れに悩まされる。無理やり力で抑え込もうとすると、腕が非常に疲れてしまい、ペダリングに集中できず楽しくない。相手が光希だからかも知れないが、、、。これを思い切ってハンドルに手を添えるだけにし、揺れを楽しもうとすると途端に楽になる。片方に倒れても自然にもう片方に戻るからだ。握っているものをいったん放して委ねると、もう限界でだめだと感じていたことが自分の思い込みで、そこにいつも助けがあることに気づくようになる。
 光希は私と同じで、おだてると通常以上の力を出すようだ。一人よりは二人の方が楽しい。かつては孤独を愛した私だったが、今は共に生きることを満喫している。神との和解の為に立てられた十字架に感謝。

追伸  この奥義(おくぎ)を知りたければ、連結自転車と光希君を無料でお貸しいたします。事前に保険に入っておいてください。
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by dynabooksx | 2004-09-04 14:33 | 真也の運動日誌

真也の歩み、愛理の子育て日記。私たちは福島第一原発5kmの双葉町民。時代は動く。私たちはその目撃者になる。画像のペレット&薪ストーブは、真也の施工作品。新天地を暖かく燃やし照らしてくれる。
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