2009年 09月 25日
秋は深まって、、、
早くも9月も終わりに近づいている。稲は黄金色になりすでに倒れてしまっているものもある。関東圏はもう随分刈り取られた事だろう。こちらはこれからだ。夕方自転車で走ると、稲刈り後のゴミが飛んできて目に引っかかる。ついで、籾殻が燃える臭い。これが田舎の秋だ。果物も桃から梨、リンゴ、と変化していく。我が家ではイチジクの最盛期だ。
空気が澄んでいて気持ちがよいが、同時になぜか少し寂しい気もする。連休中に一緒にサイクリングした時、稲穂を一つ引き抜いた。たわわに実り、驚くほど重かった。たった一粒の米がいったい何倍になってるのだろうか。スーパーに行けば食べ物が何でも並んでいて値札がついているが、それらの作物のもとになっている雨や風、太陽などに値段をつけることは出来ない。あまりに当たり前で大きなものほどその存在やありがたさを気づかないものだ。パウロは自然を見れば、だれもが創り主を認めざるとえないだろうと語った。必死になって働き、自分たちの世界を創り出しているように人は感じているが、生きていく上で本当に必要なものはじつは初めから備えられている。
マタイ 6:26空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。
自分の力で生きる事を止め、視点を変えてすでに受けているものを数えてみると、たいへん豊かな世界が広がっている事が分かる。そんなことを強く感じさせる季節だ。
by dynabooksx
| 2009-09-25 17:03
| 真也の雑記帳