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パワーウェイトレシオ

 ここ数年SRM、powertap等の出力計が普及するにつれて、一般的に運動能力判断の基準になるFTPやIF、TSSなど指標が理解されるようになってきた。特に各地で大きな盛り上がりを見せているヒルクライムレースの能力に直結するpower weight ratio(watts/kg)について取り上げている記事を見つけた。


cyclingtime.comより


これまで私が見ていたカテゴリー評価は20分の所にに60MAXすなわちFTPを入れてあるものだったが、実際に1時間のTTを行うのはなかなか難しいだろうから、20分を持ってきた方が現実的で分かりやすい。この表に当てはめて私の運動能力を評価すると完全に右上がりになる。つまりスプリンターとしての特性が低いことが分かる。どんなに頑張っても瞬間最大900wが限界なので5秒平均を850wとして

 850w÷体重58kg=14.6w/kg

となりカテゴリー3の中頃。WKOの評価だともっと下で評価の枠内に載ってくるのがやっと。


5分で見てみると、これまでの最大値は約300w。最近の練習でも楢葉の最後の登りで280w台が良く出ている。おそらく今ゼロ発進でもがけば320wぐらい出そうだが、300wと言うことにしておこう。

 300÷58=5.17w/kg

だからカテゴリー1の真ん中あたり。

20分は最近、長い登りを追い込んで走ることをしていないので、現在の力は分からないが去年の10月頃のデータで288号線の登りで250wだったのを使うと4.31w/kgでカテゴリー1と2の間あたり。でも、今ならもうちょっと行けそうな気がするので、5分と同じぐらいの位置になると思う。


 トレーニング3カ年計画の最終到達点としては、20分が4.7w/kg。60分、FTPで4.5w/kgの260wを目指しているのでカテゴリー1の上位とUCIコンチネンタルチームレベルの一番下あたりをねらっていると言える。ここまで行けばBR2ぐらいならわけなく先頭集団で走れるぐらいになっていると思う。去年の鳥海で優勝した高岡選手(元インカレロード優勝者であり一昨年の沖縄優勝者)はFTP305wで体重58kgで5.25w/kgとなりホビーレーサーとはいえ、国内プロに肩を並べる実力であることが分かる。

 ヒルクライムにおいての出力と体重、コースとゴールタイムの関係はここでも簡易的に計算できる。例えば、いわきで身近な水石山(標高差590m、距離10km)で30分持続できそうな240w(去年のスカイバレーの実測)を入れると、33分という数値が出てくる。これはちょっと出来すぎのような気がするが、35分なら行けそうな気がする。ヒルクライムにおいて最後に先頭争いをするのでなければまずスプリント力が必要になることはない。上げ下げなく、平均的に高い出力を出し続ければよいので去年前半繰り返していたヒルクライムリピートは必要ないのかもしれない。ひたすら1時間ぐらい平地を全力でかっ飛ばすというトレーニングが最も効率的だと今は思い始めている。ヒルクライムレースに限っては、時間が短いのでレースシーズンにそれ以上乗り込む必要もないのではとも思う。でも、ヒルクライムを得意としてはいても幅広く楽しみたいので、ロングも行けるよう様々なものを盛り込んでいきたい。まずは基礎体力をしっかりとつけて、より高強度の練習が出来るようもう一ヶ月は走り込むことにする。



24日は夜ローラー70分と昼間用足しに20分ほど走ったのみ。
by dynabooksx | 2009-03-24 23:07 | レース、機材、うんちく

真也の歩み、愛理の子育て日記。私たちは福島第一原発5kmの双葉町民。時代は動く。私たちはその目撃者になる。画像のペレット&薪ストーブは、真也の施工作品。新天地を暖かく燃やし照らしてくれる。
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