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ネットワーク伝道

 『ネットワーク伝道』と聞いて何を想像されるでしょうか? 当然このブログもインターネットを介して通信されるものですから、そのことを言いたいのかと思われるかもしれません。それも確かにあるのですが、言いたい事の本質はそこにあるのではありません。

 先月、山形にある恵泉キリスト教会を訪れました。随分前から一度行ってみたいと思っていたのですが、それは以前そこの主任牧師とお会いしたときに語っていた言葉が私の心に深く残っていたからでした。

 1つは、自分のアイデンティティはキリストの弟子だという事にあること。キリストの弟子であるならば、自らの名前も苗字もいらないとまで彼は言いました。その目を輝かかしていう彼の言葉は私の心を深く捉えました。このことについては以前詳しく書いたのでこちらを見て下さい。

弟子化ということ
弟子化のつづき



 2つ目として、教会は教会を生み出してゆくとき最も輝いてゆくのだということ。また、その開拓教会の働きの主体は牧師でなく信徒が行っていくのだということ。そこで必要になってくるのが今回のテーマである『ネットワークによる開拓伝道』ということなのです。一つの教会が一つを生み出すのは確かに大変なことだ。しかしそこで出来た2つの教会が協力してもう一つを開拓するのだとしたら、随分違った事になる。数が増えれば増えるほど、リソースは増しより力強い働きが出来るようになる。牧師はその教会専属ではなく、それぞれの教会の連携を強化するためにあたりを飛び回るバルナバ牧師として働く。信徒が、仕事の都合等で引っ越してゆくとそこが新たな教会になっていき、それをネットワーク(互いの関係)によってサポートしていくというわけなのです。

 愛する救世軍の皆さん、鋭い人はすでにピーンと来たでしょう。これは、まさに本来の救世軍の組織体系です。救世軍の士官というのはまさにこのような働きであり、本来連隊長は最もそのことに特化した働きであります。ここ30年で20カ所近く開拓をしているその教会に、かつての救世軍を見た思いがしました。

 振り返って、では今、この地にいる私達が何が出来るのだろうと考えてみる。それが、小牧者伝道であり、ネットワーク伝道なのです。この地で福音が伝えられるために、教団が何であるか? 教派が何であるかがどれほどの意味を持つのだろうかと考えさせられます。もし、それが福音を伝えるために有効なものであれば喜んでそれを用いたい。しかし、この異教の田舎でそれがどれほどの効果を生むだろうか? 聡明な人ならすぐに気付くでしょう。
 現在、私に繋がる様々な福音伝道のためのリソースは、ブログを軸にして有機的に繋がれ、私を知りまた興味をもってくれる人はそこを訪れてくれます。私の会社の社員にしてもそうです。私の物の考え方や生き方とその背景を、直接または文章や映像を見ることによって客観的に受け取ることが出来る。私は、この地に神の恵みによる解放が訪れるために、私の財産、能力、時間、経験、人間関係を捧げたいと思う。ブログは、それを光の速度で伝達してくれる有用なメディアです。これを用いることのアイデアを与えてくれた妻と創り主へ感謝したいと思うのです。
by dynabooksx | 2007-06-12 08:40 | 真也の視点

真也の歩み、愛理の子育て日記。私たちは福島第一原発5kmの双葉町民。時代は動く。私たちはその目撃者になる。画像のペレット&薪ストーブは、真也の施工作品。新天地を暖かく燃やし照らしてくれる。
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